2021年12月、美山町は国連世界観光機関(United Nations World Tourism Organization/UNWTO)が選ぶ ベスト・ツーリズム・ビレッジ2021の認証を受けました!世界75カ国174地域から応募があり厳正なる審査で32か国44地域が認められ、日本からは美山町と北海道のニセコ町が選抜されました!!
そもそも「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」って何?
昨今、日本でも浸透してきた「持続可能な開発目標(SDGs)」はみなさんご存じですよね。2015年に国連が採択したもので17の目標が設定されていて、最近はカラフルなロゴマークが印象的ですね。ベスト・ツーリズム・ビレッジは国連の専門機関である国連世界観光機関が主体となって進めているもので、世界各地域の伝統や遺産を保護することが目的で、国連のSDGsのコンセプトに沿って農村地域の観光開発を実施し、地域における不平等や農村の過疎化の解決に貢献していくことを目指す取り組みだそうです。
でも、ベスト・ツーリズム・ビレッジはあまり馴染みがありませんよね?無理もないです。昨年(2021年)スタートした取り組みだからです。しかし、国連に選出されたのだからさぞかし世の中を賑わすと秘かに期待していましたが、マスコミ報道もささやかなものでまだまだ知名度が低い状況なのです。世の中甘くありませんね!
ベスト・ツーリズム・ビレッジに選ばれるための基準は?
ベスト・ツーリズム・ビレッジに選出されるには応募基準(人口15,000人以下・農業、林業、畜産業、漁業等を行っていること・地域コミュニティの価値観やライフスタイルを保持するような取組みを行っていること)を全て満たすだけでなく、文化・自然資源、文化資源の保護活動、経済的・社会的持続可能性、観光の潜在性など9つの基準で審査され100点中80点以上を獲得しなければなりませんが、それらをクリアーしたのだからスゴいですね!
美山町がベスト・ツーリズム・ビレッジに選ばれたので積極的に世界に発信していきたい!
ベスト・ツーリズム・ビレッジの認証の有効期限は3年間だそうで3年後に更新されるかどうかはよく知りませんが、継続しなければならないと思います。美山町を日本および世界にアピールできる絶好の機会なので、古民家宿タイム、そして個人としても微力ながらあらゆる機会を通して発信して一翼を担いたいと思います。
最後に、この記事を読んでいただいた方で少しでも共鳴していただければ、ぜひSNSでの発信や会社や学校などでこんな取り組みがあると言うことをアピールしてもらえますと、美山町民の一人として大変嬉しく思います。よろしくお願いいたします。